[児童発達支援管理責任者職]職務経歴書(業務内容別)のサンプル

■職務要約

心理学専攻で大学を卒業後、障害福祉サービス分野にてキャリアを積み、児童発達支援分野において8年以上の実務経験を持つ。特に、児童の成長段階や特性に応じた個別支援計画の作成と、その効果的な実施に注力。児童発達支援管理責任者として、現場スタッフの指導・教育を通じて支援体制の強化を図り、児童と保護者双方に高い満足度を提供し続けてきた。

■職務経歴

在籍企業:〇〇〇株式会社在籍期間:20××年4月~現在(8年3ヶ月在籍)

雇用形態:正社員

事業内容:障害福祉サービス事業(児童発達支援・放課後等デイサービス)

従業員数:30名

■担当業務

役職:児童発達支援管理責任者

期間:20××年4月~現在
 

【業務内容】
個別支援計画の策定
児童の発達状況や特性を詳細に評価し、適切な発達支援を行うための個別支援計画を策定。   保護者の意向を踏まえ、発達支援における短期・長期目標を設定。
定期的な評価・見直しを通じて、計画の精度向上を図り、児童一人ひとりの目標達成に向けた効果的な支援を実施。
複数の専門家(心理士、作業療法士、言語聴覚士)と連携し、多面的な支援を提供。


・日常支援および活動プログラムの実行
年齢や発達段階に応じた支援活動を計画し、療育活動やソーシャルスキルトレーニング、学習支援を行う。
発達障害のある児童に対する社会的スキル向上プログラムの実施や、感覚統合訓練など、日々の活動を通して成長を支援。


・保護者支援
保護者への面談を定期的に実施し、児童の発達状況や課題について情報を共有。家庭での対応方法や、支援におけるアドバイスを提供。
保護者会の運営を通じて、保護者同士の交流を促進し、情報交換や互いの支援の場を提供。


・スタッフの育成と指導
スタッフ向けの研修プログラムを作成・実施し、支援技術向上や安全衛生管理に関する教育を徹底。支援スキルの均一化と質の向上を図る。
定期的なケース会議を開催し、児童一人ひとりの支援内容や進捗状況についてチームで共有し、適切なフィードバックを提供。


・他機関との連携
地域の医療機関や療育センターとの連携を図り、支援内容の充実を目指す。必要に応じてカンファレンスを開催し、療育方針や進捗について情報交換を行う。


【実績】
支援対象児童の発達状況向上率:〇〇%(20××年比)
保護者満足度:90%(アンケート調査結果)
スタッフ研修実施数:年間24回
退所児童の定着率:80%(特別支援学校や通常学級へのスムーズな移行率)

■活かせる経験・スキル

発達支援計画作成能力:個別の特性に応じた支援計画を策定し、定期的な見直しを通じて効果的な支援を提供。


・コミュニケーション力と傾聴力:保護者やスタッフ、他機関と緊密に連携し、相手のニーズや課題に迅速に対応。


・マネジメント能力:スタッフの指導・教育を通じて、支援体制の強化を図り、チーム全体のスキル向上を実現。

■自己PR

児童発達支援における現場経験を通じて、支援計画の策定から評価までのプロセスを一貫して担当し、支援効果の最大化を図ることを心がけてきました。また、スタッフとの協力を通じて、チーム全体のスキルを向上させ、質の高い支援体制を確立することに尽力してきました。保護者や他機関との信頼関係構築を通じて、地域全体での支援ネットワークを強化し、児童が安心して成長できる環境を提供することを目指しています。

職務経歴書の書き方ポイント~[児童発達支援管理責任者職編~

1.業務内容の具体性と役割の明確化
児童発達支援の現場では、個別の児童に合わせた支援計画が非常に重要です。具体的な支援内容やアプローチ(例:発達支援計画の策定、保護者支援、スタッフ育成)について、可能な限り詳細に記述しましょう。また、チーム全体の指導やスタッフ研修に関わっている場合、どのようにサポートしているか、具体的な方法を明示することで責任者としての役割を強調できます。


2.成果や実績を数値で表す
職務経歴書には、支援の成果を表す具体的な数値を入れることで、実績の明確化を図ることが重要です。例えば、「保護者満足度90%」や「支援対象児童の発達状況向上率〇〇%」、「年間〇〇回の研修実施」などの数値を使い、支援効果やチームマネジメントの成果を数値でアピールしましょう。


3.支援方法や特別な工夫を説明する
児童一人ひとりに合わせた支援方法や、特別な取り組みがある場合は、それを具体的に記載しましょう。例えば、感覚統合訓練、ソーシャルスキル向上プログラムなど、児童にとって特に効果的であった方法や工夫があれば、それを強調することで、支援の質を高める工夫ができる専門性の高さをアピールできます。


4.チームマネジメントや他機関との連携
児童発達支援管理責任者としてのリーダーシップやマネジメントスキルも重要です。新人研修や勉強会の実施、他機関との連携(医療機関、福祉施設など)にどのように関わっているかを具体的に記載しましょう。特に他機関との関わりは支援の幅を広げ、信頼関係の構築につながるため、対外的な連携を担った経験があれば積極的に書き込むと効果的です。


5.保護者支援や地域貢献のエピソード
児童の成長支援だけでなく、保護者への支援も職務経歴の中で重要な要素です。保護者の相談や家庭支援にどのように対応してきたか、また、保護者会の運営などを通じて地域のネットワーク作りに貢献した経験があれば、具体的なエピソードを含めてアピールしましょう。


6.自己PRの工夫
自己PR欄では、役職としての経験を通じて培った強み(例:傾聴力、支援計画の策定力、マネジメントスキル)を中心に、どのようにその強みが支援活動や組織に貢献しているかを明確に伝えます。できるだけ実務に基づいた具体的なエピソードや成果を示し、あなたならではの強みを印象づけましょう。