Q.正社員になるのに役立つ資格ってあるの?女性向け転職Q&A

A.派遣社員から正社員を目指すには、求められる人物像や、正社員と派遣社員の違いも理解しておかなければなりません。


まず、正社員は安定した身分が保障される反面、成果次第では給与水準が変動し、求められる成果を出すためには残業や休日出勤が必要になることもあります。会社の状況によっては転勤を伴う人事異動なども発生し、与えられる役割が大きく変化することもあります。ときには部署をまたいだプロジェクトに携わることもあるなど、業務の遂行能力だけでなく、組織に対する適応力や柔軟性も求められます。このようにミッションや責任が大きい正社員ですが、雇用期間に定めがないので、、安心して長期スキルアップ、キャリアアップを目指すことができます。

次に、派遣社員ですが、派遣社員とは契約で定められた範囲の業務を行い、時給制で働きます。労働時間もあらかじめ定められており、責任範囲も正社員とは異なります。自分の時間が確保しやすく、スキルを活かしてさまざまな企業で働くことができますが、雇用期間の関係上、長期キャリアが構築しづらい点もあります。

【女性×広島転職ナビ】にご登録頂いている求職者の方から、「何かアピールできる資格を取りたいのですが、なにかいい資格はありますか」と相談をいただくことがあります。この相談は、少し困ってしまうところもあって、端的にお伝えすると、「あるといえばあるし、ないといえばない」という感じなんです。

なぜかというと、ただ漠然とした不安の中やみくもに手あたり次第資格取得を目指しても、一貫性がなければスキルアップにつながるとは言えないからです。これまで築いてきたキャリア、経験を棚卸しする中で、自分自身のアピールポイントを明確にして、そのアピールポイントがさらに磨かれるような資格を取得することでおおきな相乗効果を生み出します。

また、資格の中にはどんなアピールポイントとも相乗効果を生みやすい汎用性の高いものもあります。具体的に挙げると、MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)や簿記検定、TOEICなどです。

MOSは、オフィスソフト(ワード、エクセル、パワーポイントなど)のスキルを客観的に示すことができます。簿記検定は本来経理業務に役立つものですが、営業や企画分野でも数字に強いということで重宝される汎用性の高さがあります。

英語力は業種・職種を問わず広く通用するスキルです。企業活動は日々グローバル化しています。英語を勉強し、定期的に検定試験を受けておくことは、アピールポイントやあなたのキャリアを底上げすることに繋がります。