事務職の就活がうまくいかない場合の対処法広島×女性の就職を応援するお役立ち情報

 

はじめに

職種には色々あります。

営業職、製造職、技術職、開発職、SE等々です。

様々ある職種のうち、(現時点及び特殊な職種は除きますが)事務職での採用は非常にハードルの高い職種の一つです。それは数字が明確に表しています。

事務職は、他の職種に比べダントツに有効求人倍率が低くなっています。

有効求人倍率が低いということは、事務職を希望している人に対して求人が少ないことを意味します。

2025年4月現在でいえば、未曾有の「売り手」市場です。私共も長く人材紹介サービスを実施していますが、過去30年間で一番の売り手市場だと思います。

そのような超「売り手市場」であるにもかかわらず、事務職だけは「買い手」市場です。

 

なぜ、事務職だけが「買い手市場」なのか?

事務職の就活が困難な理由は様々あるかと思いますが、企業側と人材側の事情から推察してみたいと思います。

〇企業側の理由

 ・企業活動は、付加価値を生まなければ存続できません。事務職は付加価値に直接貢献しないため、効率化の対象になります。(もちろん間接的には貢献します。よって経営用語で事務職は間接部門といわれます。)現在の技術(IT)の発展によって、その効率化のスピードが加速度的に上がっています。ソフトウェアは、高速かつ正確に、しかも24時間働いてくれるからです。事務職という職務そのものがなくなってきています

 ・事務職=処理という時代ではなくなってきています。処理の分野はソフトウェアがするということは、事務職に求められるのは、「人」でしかできない分野となります。それは、人と人との交渉に関わることであったり、マネジメントに貢献するスペシャリスト(会計や労務等)などで、事務職として求められる定義そのものが変わってきています

〇人材側の理由

・「事務職=楽で安定」の幻想がいまだにある場合があります。これは、一世代古い考え方で、事務職に求められるスキルは年々アップしています。また企業側も事務職は集まるため、スキルの高い人から採用することになりす。 

・「やりたくないこと」や「条件」の積み上げで事務職にたどりつく場合は、なかなか事務職での採用は難しと思います。どういうことかといえば、[営業職→ノルマはダメ][製造職→体を使うのはダメ]という「やりたくない」ことや、「このエリア内の会社→家から近くないとダメ」「土日祝は休みでないとダメ」という条件の積み上げをして、残ったのが「事務職」である場合です。繰り返しになりますが、現在の事務職は、定義が変わっているので、「楽」ではないのが実情です。

 

そのような厳しい状況でも事務職を目指す場合

なぜ事務職だけが超「買い手市場」なのかについては、様々な説があると思いますが、本音ベースのところで記載させていただきました。

それでも事務職を目指す場合は、相応の覚悟が必要だと思っています。

〇「やりたくないこと」の積み上げではなく、「やりたいこと」の積み上げで事務職を希望する。

事務職の定義が変化しています。ソフトウェアではできない、人でしかできない職務を積極的に担当したいという考え方です。卑近な例ですが、

・「会計」のスペシャリストで企業を財務から支えたい。

・「労務」のプロとして、労使にとって働くやすい職場づくりを目指したい

・財務のプロとして、外部との交渉もやってみたい

という貢献しようとるする姿勢が重要だと思います。そのような考え方の軸があれば、ソフトウェアではできない、付加価値を高めることに貢献できると思います。自分に課題を設定して努力し、自分で勉強するからです。

〇責任と条件のバランスを考える

責任が重くなれば、条件は緩和されていきます。逆に責任が軽くなれば、条件は厳しくなります。

これも卑近な例でいえば、

・売上を上げるという役割を担っていれば(責任高)、賃金は高くなります(条件緩和)

・高度な職務を遂行する役割を担っていれば(責任高)、短時間勤務が可能なります(条件緩和)

・役員になれば(責任高)、勤務時間から自由になります(条件緩和)

責任と条件は表裏一体です。責任も軽いが、条件も軽いということはありえない。責任との関係で条件をとらえていくことがポイントだと思います。

〇処理からの脱皮

処理というのは、「言われたことだけをやる。」という業務内容です。言われたことだけをするのであれば、それはソフトウェアが実施します。ロジックの世界で、ソフトウェアが一番得意にしていることだからです。繰り返しになりますが、電力だけで24時間処理をしてくれます。人は絶対にかないません。

事務職は、「言われたことだけをやる」という職務ではなくなってきています。

・処理そのものを、どのようにすればなくせるか

・こうすれば営業はもっと楽になるのではないか

・もっとこのような新しい方法がある

等々、業務改善などという難しい言葉ではなく、「気づいて先回りできる人材」ということになるでしょうか。「気づく」ためには、日頃から考えていなければ「気づく」ことはできません。問題は問題意識のある人にしか、問題にならないからです。

事務職=処理 という考え方から脱皮することが重要だと思います。

 

最後に

少し文体が厳し目になったかもしれません。ですが、建前だけでは成功しないいう信念のもと、実態を知ることも重要だと思っていただければ幸いです。

今後の事務職は、

・「やりたい」の積み上げ

・責任と条件のバランス

・処理からの脱皮

という3つのコンセプトが重要だと考えています。