広島のお出かけ情報~2021年春は「瀬戸田町」をチェック!わたしらしい働き方応援コンテンツ

突然ですが、今、「瀬戸田町」が広島県内のホットスポットへと進化していることをご存じでしょうか?

広島の観光スポットのひとつ、しまなみ海道に位置するレモンで有名な生口島瀬戸田町ですが、2021年の春以降、旅館や銭湯、複合施設などが相次いでオープンを控えているようです。

そんな今注目の新スポットについて詳細をリサーチしてみました。県内で楽しめる小旅行・お出かけリストの参考にしてみてくださいね。

旅館Azumi Setoda と銭湯兼宿泊施設yubune ( 2021年3月オープン予定)

尾道市瀬戸田町に2021年3月に創業予定なのは、 旅館「Azumi Setoda(アズミセトダ)」。

ラグジュアリーホテルブランド「アマン」の創業者、Adrian Zecha(エイドリアン・ゼッカ)氏とナル・デベロップメンツがタッグを組んで立ち上げた新ブランド「Azumi」の第一号となる旅館です。

尾道市が公募した「瀬戸田町古民家等活用事業」をナル・デベロップメンツが受託し、空き家となっていた築140年の古民家「旧堀内邸」の建築様式を生かしながら、日本の伝統構法「数寄屋建築」で改装しました。50~70平方メートルのゆったりとした客室(計22室)や、庭園、バー、 レストラン 、ラウンジ、ショップなどで構成されています。各客室には垣根で区切られた個別の坪庭が。食事は地元の豊かな食材を使用したメニューで、まるで「堀内邸に招かれたような食体験」をすることができるそうです。

そして、同じ敷地内に同時オープンする銭湯付き宿泊施設「yubune(ユブネ)」。銭湯、サウナ、湯あがりラウンジといった温浴施設に、14の客室のある「旅籠(はたご)」として、旅行客や地域にも幅広い開けた施設として運営予定です。エイドリアン・ゼッカ氏は「場所のラグジュアリーさを追求するのではなく、家庭的なおもてなしの心と、地域との共感を生む豊かさを最優先して追求している」と話しているそうです。

宿泊料金は、「アズミセトダ」約6万5,000円~、「ユブネ」約2万円~です。

複合施設 SOIL SETODA(ソイル瀬戸田) ( 2021年4月 オープン予定)

オープンする場所は、生口島にある瀬戸田港そば、瀬戸田歴史民俗資料館跡地の向かい。

「しおまち商店街」を起点とした地域活性化プロジェクトの一つとして誕生する施設で、“地域のリビングルーム” という位置づけで地元住民と訪問者が時間や経験を共有する場所づくりを目指し、週末には地元生産者と繋がる機会をもてる「マルシェ」開催も行われる予定とのこと。

施設内には、中長期滞在が可能なゲストルーム、屋上イベントスペース、アクティビティセンターの他に、文化と食をつなぐコレクティブ「Terrain(テレイン)」が運営する、ポートランド発「Overview Coffee」の日本ロースター、薪火料理のカジュアルなレストラン「Minatoya」が入店するとのこと。

「Overview Coffee」は プロスノーボーダーであり環境保護に情熱を燃やすパタゴニア・アンバサダーとしても知られるAlex Yoder(アレックス・ヨーダー)によって設立されたコーヒーブランドです。日本ロースターは、瀬戸内地方の商家・堀内家が塩の貯蔵に使用していた築140年の蔵を使用し、ロースターだけでなく、一般の人も参加できるコーヒーテイスティングやワークショップ・アートの展示ができる場を提供するそうです。

  一方「Minatoya」(=湊屋)は 、地域の住民や旅行者の交差点になるような食堂を目指していて、地元農家や漁師らから直接仕入れた旬の食材を使い、季節ごとのメニューを味わえるほか、一年を通して提供する定番メニューも開発しているとのこと。飲み物は、厳選した広島の自然派ワインを筆頭に、地ビール、ノンアルコールのトニック、そしてOverview Coffeeが用意されているそうです。

ここまでにご紹介した施設の他にも、その他スイーツショップやバイクショップなどを新規事業者が開業予定とのことです。

広島西部などから瀬戸田町のある生口島へのアクセスは、2020年10月に瀬戸田港に観光型高速クルーザー、Sea Spica(シースピカ)が就航。広島港からのアクセスが良くなりました。また、しまなみ海道を走るサイクリストにとっては中間地点であるため、休憩ポイントとしても注目が高まっているようです。

最後に

いかがでしたか?これから過ごしやすい気候になるにつれて、お出かけ心がくすぐられる方も多いのではないでしょうか。広島から県外への旅行は当分ちょっと…いう方にとって、 県内の新スポット情報が少しでも気分のシフト材料になればと思います。