広島の女性就職状況はどんな感じ?わたしらしい働き方応援コンテンツ
「就職(転職)をしたいのですが、広島の女性の求人状況はどんな感じですか?」
というご質問をよくお伺いします。
広島県に住んでいられるか、いないかに関わらず転職を考えられる方は、まず気になるところでしょうね。
ということで、広島の雇用情勢についてお伝えしたいと思います。
*広島労働局の令和2年12月に出した情報をもとにまとめてみたいと思います。
〇広島県全体の雇用情勢は?
令和2年12月の広島全体の正社員・有効求人倍率は1.12です。上の表は、その推移を示しています。有効求人倍率の詳しい説明は省きますが、要は「1人の求職者に対して、何件の求人があるのか」を示しています。令和元年から一貫して低下してうるのがわかります。
もちろん、コロナの影響が大きいと思います。
〇正社員とパートの雇用状況は?
広島県・正社員の有効求人倍率です。令和2年12月は「1.02」です。数字だけ見ると厳しい状況のように見えますが、11月は「0.98」、10月は「0.95」から比較するちと、改善しているようです。私の感覚でも、一時期の厳しさから脱しているように感じます。
広島県・パート社員の有効求人倍率です。令和2年12月は「1.23」で、令和2年4月から一貫して2.0を下回っています。パートは低い水準で落ち着いている様子がうかがえます。
〇職業別の雇用状況は?
職業別・フルタイム・パート別の有効求人倍率です。対前年で見るとフルタイムは軒並みマイナスになっています。パートタイムは唯一、建設の職業がプラスになっています。
ここまで見ると、気持ちが暗くなってしまいますが、有効求人倍率の数字だけを見れば、そんなに暗くなる必要はなさそうです。
フルタイムの職業を見てみると、「サービスの職業」は「2.69」ですし、「専門的・技術的職業」は「2.18」です。人に関わる仕事や、専門性のある仕事は人不足が続いているのがわかります。
一方、「事務的職業」は「0.38」です。事務職は、非常に狭き門となっています。コロナの状況もあるでしょうが、事務的な仕事がシステム化されている現状もありそうです。
〇まとめると・・・
広島県の雇用情勢は、全国からみるとまだましなようです。女性就業の観点からみると、「サービス職」や「専門職」に活路がありそうですが、事務職は非常に厳しい状況にあります。人に関わる能力や、専門知識・技能が有利にありそうです。