広島の食情報 ~広島かき~わたしらしい働き方応援コンテンツ

広島県の食(グルメ)で思い出すものといえば、お好み焼き、かき料理、あなご飯、小鰯、もみじまんじゅう・・・、いろいろとありますが、今回は今が旬真っただ中の“広島かき”についてご紹介します。

広島のかきとは

広島では昔から、天然のかきを食べていたようです。かきの養殖を始めたのは室町時代の終わり頃といわれています。
そのころの養殖方法は〝石蒔式養殖法〟といわれる方法で、並べた石にかきを付着させて成育させるという原始的な方法で、今のように、筏にホタテの殻を吊り下げて養殖する〝筏式垂下法〟方法になったのは戦後からのようで、その養殖方法で多くのかきを養殖することができるようになったそうです。
広島湾の風や波などの影響を受けにくい地形や、穏やかな気候などがかきの養殖に向いているようです。

広島県のかき生産量は全国1位で、2018年の全国の総生産量は2万9846トン(むき身)ですが、そのうち1万8708トン、つまり62.7%を広島県が占めています。ちなみに第2位の岡山県の6倍以上です。
ピーク時よりは生産量は減少しているようですが、今でも有数の生産地となっています。

広島かきの特徴と美味しいかきの見分け方

美味しい新鮮な広島かきのの特徴は、黒いひだの部分がしっかり縮んでいて、身が乳白色でふっくらして光沢があります。
貝柱が透明で、形が崩れていないものを選びましょう。
殻付きかきの場合は、全体的に殻が丸く厚みのあるものを選ぶとよいです。

旬は、かきのうまみ成分のグリコーゲンが増えてくる1~2月が一番美味しいと言われています。
贈答シーズンが落ち着く時期でもあり、美味しいかきが手に入りやすくなります。

最近では、「かき小町」「地御前かき」「安芸の一粒」「ひとつぶくん」といった、徹底した品質管理をして養殖した、いわゆる「ブランドかき」も登場していますので、こだわって選んでみるのもいいですね!

女性が気になる嬉しい栄養&効果

かきは、「海のミルク」とも言われ、人間が必要とする栄養素を豊富に含んでいます。
食物からしか摂取できない8種類の必須アミノ酸をはじめ、全部で18種類のアミノ酸を含みとても良質なたんぱく質です。
ビタミンB1・B2・B12などのビタミン類や、亜鉛・鉄などのミネラルなどを豊富に含んでいる食材です。

・毎日仕事に家事に子育てにと頑張る女性に嬉しい疲労回復効果、新陳代謝UP効果、免疫力UP
・鉄、亜鉛も豊富に含まれているので、女性に多い貧血に効果
・良質なたんぱく質も豊富なので、美肌&美髪効果
・お酒が好きな方には二日酔い予防&悪酔い予防
・血中コレステロール値の上昇を抑える成人病予防効果

などなど・・・嬉しい効果が期待できます。

旬のかきを食べたくなったらかきを購入してきましょう♪

一般的な購入場所としては、スーパー、百貨店などですが、生産地では生産者によっては直接購入が可能ですし、各漁業協同組合などではWEBショップなども運営されてます。(例年ですと、1月~3月頃に各産地で「かき祭り」も開催されていますね。)

お店で食べたい方は、居酒屋などでもいただけますが、広島市内にも、いくつかかき小屋がありますので、よかったらむきたての新鮮なかきを味わってみてはどうでしょうか。

広島市内のかき小屋情報

■ミルキー鉄男のかき小屋(宇品店)
広島市南区宇品海岸1丁目(広島みなと公園内)

■草津かき小屋
広島県広島市西区草津港1-13

※営業時間など最新の詳細情報は個々でお調べいただきますようお願いいたします。

(参照HP)
広島市水産振興センター 様
広島県漁業協同組合 様