広島県・事務職の賃金・雇用情勢わたしらしい働き方応援コンテンツ
「転職したい。」と考える理由は、色々あると思います。
お金のこと、家庭のこと、通勤のこと、人間関係のこと・・・。
本当に色々あります・・・。
ですが、「転職」を考えた時、冷静さも大事だと思います。退職をする前に、冷静に考えるということです。
転職の場合の冷静さというのは、「労働市場」を分析をしておくということです。
自分のスキルと会社が求めるスキルを、比較してみるということです。
もちろん、会社が求めるスキルは個々の企業によって違いますが、類推することはできます。
それは、「自分が転職しようとしている地域・職種の、雇用情勢と賃金水準を知っておくことです。」
雇用情勢というのは、求人数と求職者との比率でわかります。ようは、転職の困難さがわかります。
賃金水準は、その名の通り地域・職種毎の賃金です。
転職を考えた場合、最低でもこの2つの情勢は知っておくと良いと思います。
今回の記事は、広島の事務職を例にとり、雇用情勢と賃金水準を明確にしてみたいと思います。
広島・事務職の雇用情勢
2023年8月の広島県労働局の情報です。
広島県・事務従事者の「有効求人倍率は0.50」です。簡単に言えば、1つの求人に対して、2人の求職者がいるという状況です。
さらに事務を細かく見てみると、
一般事務:0.36
会計事務:0.84
生産関連事務:2.84
営業・販売事務:1.45
一般事務は、非常に狭き門となっています。生産関連事務は2.84となっています。事務系職種を希望されている方は、仕入や原価等の知識があるならメーカーの生産事務を目指してみるのもいいと思います。
広島・事務職の賃金事情
広島県・事務従事者の賃金は、「186,756円~232,895円」です。ちなみに求職者の希望賃金平均は、「195,726円」となっています。
さらに細かく見てみると、
一般事務:「180,711円~219,278円」
会計事務:「199,183円~268,892円」
生産関連事務:「199,213円~251,015円」
営業・販売事務:「192,929円~243,296円」
雇用情勢と同じように、一般事務系の賃金は低いという結果になっています。賃金でみれば、会計の専門知識をお持ちであれば、会計事務を目指すのが良いと思います。
広島県全体との比較
事務職を広島県全体と比較してみます。
広島県全体有効求人倍率:1.43
広島県全体求人賃金:202,668円~264,190円
単純に広島県全体で事務職を見てみると、労働市場は「売り手」市場ですが、事務職は「買い手」市場となっています。
この現状の要因は、多岐にわらると思いますが、数字だけ見ると事務職の転職は、狭き門であると言えると思います。