広島風お好み焼きを、語らせていただきましたわたしらしい働き方応援コンテンツ
広島人が【広島風お好み焼き】を語るのは、結構危険かと思ったりします。子供のころから、慣れ親しんでいるので、自分なりのこだわりがあったりするからです。それはそうです。小さいころから、おやつに、昼食に、学校帰りにと、何かといえば、鉄板一枚でやっている(たいがい、おばちゃんがやっています)お好み焼きを食べてきたのですから。何千枚食べてきたかわかりません。
人それぞれ、お好み焼きに対する物語があって、結構こだわりがあったりします。ですが、今回は思い切って広島風お好み焼き(広島人は、広島風とはつけませんが)について、書いてみたいと思います。あくまでも私見の範疇としてですが・・・。
■そば派、うどん派? はたまたちゃんぽん派
定番は【そば】なのでしょうが、お勧めはやはり【うどん】です。子供のころは欲張りだったので、そばとうどんを半分ずつしたチャンポンを好んで食べていましたが、いつのまにか【うどん】になりました。うどんはバリエーションが効くような気がします。しょうゆ、ソース、ラード等の調味料がうどんの方がつけやすいのではないかと、勝手に考えています。
■ソースのこだわり
店の特徴を表すのは、なんといってもソースの調合でしょう。長く続いているお店は、ソースを独自に調合されているところが多い。基礎となるオタフクソース及びカープソース、それにウスターをまぜるところもあったりします。これはまったくの好みですので、まずは甘辛基準で食べ比べるのもいいと思います。
■生地の厚さについて
生地の厚さによって、好みが変わっていきます。もっちりとした食感が好きなので厚い方がいいという人もいれば、厚い生地はネチャネチャするので、極力薄い方がいいと言う人もいます。私は【薄い】派ですが、これは味というよりも、薄いほどお好み職人の技を見せつけられているようだからという非常に【薄い】理由です。ただ、生地に山芋が入っていれば最高だと思っています。
■トッピングについて
トッピングはほとんどしません。大概【うどん(そば)の肉玉】です。肉玉は、豚肉と卵が入っているというものです。子供のころは、よく近所のお好み焼き屋(鉄板1枚、おばちゃん1人)にいって、そばだけのお好みを100円で食べさせてもらっていました。おやつです。そのころのことがこびりついているので、お好み=うどん(そば)の肉玉 が最高と思っています。
■押さえるか 押さえないか
お好み焼きを、押さえるか押さえないかというところでも、意見がわかれるところです。押さえるか押さえないかというのは、鉄板の上で、ヘラ(あるいは重し)でギューと押さえるか、あるいは押さえるにしてもヘラでたたくくらいか ということです。ちなみに私は、押さえない派です。ふんわりと焼きあがるからです。この辺は非常にナイーブな話になりますので、あくまでも好みといっておきます。
■野菜は、しんなり派か、シャキシャキ派か
これも意見が分かれるところです。ちなみに私はシャキシャキ派です。先にもいいましたが、押さえないことによるフンワリと、むらしすぎないことによるシャキシャキが混じった食感が好みです。
でも、考えてみれば、押さえるい≒しんなり、押さえない≒シャキシャキとなるような気もします。
■ニンニクについて
ニンニクパウダーをいれるところがあります。パンチが効いてくるので、好きな方も多いと思います。ちなみに、私は入っていない方が好きです。なにか、胡麻化された感じがするからです。ただ、食べるシチュエーションによるのかとも思います。飲みの締めにお好みをたべる場合には、ニンニク入りお好みがいい。そういう意味でいえば、ニンニク入りお好みを出すのは、飲み屋街の店が多いような気がします。
■何をかけるか
定番は、青のり、かつおぶし、胡椒、マヨネーズといったところでしょうか。青のりとかつおぶしは通常店主がかけてだしてくれます。あとは自由裁量。マヨネーズは選択制ですのでいいとして、問題は胡椒です。店によっては、胡椒を振りかけて出すところがあります。私はできれば、胡椒はマヨネーズのように選択制でやりたい。その時のシチュエーションによって、パンチの効かせ方が違うからです。
■広島風お好み焼き素人と玄人の見分け方
広島風お好み焼きの素人と玄人の見分け方は簡単です。最後の1片をヘラだけでスっととれるかどうかでわかります。素人は、うまくすくえないか、コップを使ったり、鉄板と机の段差を利用したりしますが、玄人はお好みの下にスッとヘラを差し込み、素早く最後の1片をヘラの上にのせます。
まとめ
勝手なことを勝手に申し上げました。ウンチクはまだまだありそうですが、広島風お好み焼をたべるときに、少し思い出していただいて、クスッと笑っていただければ幸いです。