子供の教育資金っていくら用意しておけばいいの? ~働く女性のマネー知識~わたしらしい働き方応援コンテンツ
働く動機はひとそれぞれ、だけど「子供の将来のため」と思っている方は多いと思います。
そういう私も、子供の将来の選択を増やしてあげたいという思いがとても強いです。
「将来のため」となると、やっぱり教育環境だと思います。
だけど、「いったい教育にいくらかかるの?」と問われたとき、はっきりと答えられない。
そもそもの金額がボヤッとしているので、今どのくらい貯めておけばいいのか、どういう方法で貯めればいいのかがわからない。
とても不安になってしまいます。
ということで、今回は「子供の教育資金」をテーマにして調べてみました。
実際、子供の教育資金ってどのくらいかかるの?
子供の教育資金を考える場合、困ってしまうのは色々なパターンがあることです。
大きくとらえれば塾も教育資金ですし、いわゆる習い事、それに伴う用具なども教育資金に入ります。
教育資金を際限なく広げていくと、混乱してしまいますので、ここでは、いわゆる「学校」に絞ってみたいと思います。
「学校」の教育費を考える場合、色々調べた結果、ポイントは3つのようです。
①「公立」がいいか「私立」がいいか
②中学からは私立といった、どういうようなプロセスを踏むか
③文系がいいか理系がいいか
「子供が小さいのに、今からそんな質問には答えられません!」と言いたくなりますが、あくまでも目安と割り切って考えてみるのも悪くないです。
ということで、この3つの観点で教育資金の概略を調べてみました。
段階 | 文系 | 理系 |
小学校から大学まで私立 | 2,000万円 | 2,150万円 |
中学校から私立 | 1,300万円 | 1,400万円 |
高校から私立 | 1,000万円 | 1,150万円 |
大学で私立 | 850万円 | 1,000万円 |
金額はあくまでも概略ですが、ある程度の目安になりそうです。
どの段階から私立に入れるのかということでこんなにも差があることに驚きます(今回はすべて公立というのは省きました)。
小学校から私立の場合だと2,000万円・・・。気が遠くなります。小学校から大学までを考えると16年間ですので、1年あたり125万円となります。
ただ、すべてを貯蓄しなければならないかといえばそうではなくて、当然、一番資金が必要なのは、大学となります。
やはり、大学入学に向けて、500万円というのが、目安になりそうです。
目安はわかったけど、どうやって貯めるの?
大体の目安がわかれば、貯めていく方法を考えます。
貯める方法を考えたとき、真っ先に思い浮かぶのが「学資保険」ですが、それ以外でも方法がありそうですので、ご紹介しておきます。
①学資保険
もっともポピュラーな方法だと思います。毎月、決まった金額の保険料を払って、契約した給付金を「満期金」や「お祝い金」として、契約時に設定した日に受け取ることができます。契約者が保険料を払えなくなった場合でも満期金を受け取れたり、保険料として着実に貯蓄ができる仕組みは大きなメリットといえそうです。ただし、中途解約すると元本割れをする場合があるので注意が必要のようです。
②教育ローン
これは基本的には、ローンですので借金です。ただ、使い道が教育関係に限られています。あくまでも教育資金の不足を補うためと考えた方が良さそうです。
各金融機関で取り扱っています。金融機関ということは、当然審査があります。奨学金と違って、入学前の段階で借り入れができるので、入学金など、入学前の支払いに対応できる点はメリットといえそうです。
③ジュニアNISA
「ジュニアNISA」とは、未成年者少額投資非課税制度といって、子ども(0歳~19歳まで)1人あたり年間80万円、合計400万円分の非課税投資ができる制度です。
そこで得られた譲渡益や分配金、配当金への税金が、投資した年から5年間、非課税になる点が大きなメリット。
ただ、運用は自分ですることになるので、元本割れを起こす可能性があります。
また、原則18歳になるまで払い出しできないため、教育資金を準備するという観点からはメリットといえますが、利用の際は十分に検討が必要なようです。
やっぱり学資保険が基本
教育資金の目安と、方法についてザっと調べてみました。
色々あるなか、私は学資保険500万円という方針で考えてみたいと思います。
子供の将来の可能性は無限にあるし、夢ができれば叶えてあげたいと思います。そういう思いを実現するためにも、最低限の教育が受けられる土台の準備をすることは重要だと思いました。
皆さんの参考になれば幸いです。